1. はじめに:将来の不安は「具体例」で解消しよう

老後の生活を支える年金。「平均的な収入なら、実際いくら振り込まれるのか?」を知ることは、資産形成の第一歩です。今回は「40年間の平均年収が350万円」だった場合の受給額を、2026年度の最新額でシミュレーションします。

2. シミュレーション条件

  • 働き方: 20歳から60歳まで40年間、会社員または公務員として勤務
  • 平均年収: 350万円(賞与・手当含む)
  • 未納期間なし

3. 【結論】受給額の内訳(月額目安)

結論から言うと、月額 約14.7万円 になります。

項目年間受給額月換算
老齢基礎年金(1階部分)約84.7万円約7.1万円
老齢厚生年金(2階部分)約92.1万円約7.6万円
合計約176.8万円約14.7万円

注意点:共済年金について

かつて公務員には「共済年金」がありましたが、2015年に厚生年金に一元化されました。現在、現役で働いている方は公務員も会社員も同じ「厚生年金」を受け取ることになります(職域加算の代わりに、年金払い退職給付などが別途つく場合があります)。


4. 自分でできる!簡単な計算方法

「年収が350万じゃない場合は?」という方のために、ざっくりとした計算式をご紹介します。

① 老齢基礎年金(みんな一律)

40年間(480ヶ月)しっかり納めたら、2026年度は年間 約84.7万円(月約7.1万円)の満額がもらえます。

② 老齢厚生年金(稼ぎによって変わる)

以下の魔法の数字を使うと、自分でも概算が出せます。

(平均年収) ×  0.55% × (勤続年数) = 年間の厚生年金額

例:年収350万円で40年の場合

350万(平均年収) ×  0.55% × 40年(勤続年数) =77万/年

※これは基本の報酬比例部分のみの概算です。実際はこれに「経過的加算」などが数万円加わるため、上記の表では約92万円としています。


5. まとめ:ねんきん定期便を確認しよう

計算式で目安はわかりますが、一番正確なのは毎年誕生月に届く**「ねんきん定期便」**です。ねんきんネットで詳しく調べることもできますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

https://www.nenkin.go.jp/n_net