先進医療施設 サイガハイマット見学

明日から久しぶりに家族旅行に行く福島です。

 

7月21日(私の誕生日)に九州国際重粒子線がん治療センターへ施設見学へ行ってきました。ここの施設は年に一度しか院内部を公開していません。保険業界では注目されている重粒子線治療を受けることができる、日本でも数少ない施設です。立地は最高。鳥栖駅の目の前。

 

 

 

 

 

 

 

受付を済ませ中に入ると、見た目は完全にホテルです。

 

 

 

 

 

 

 

病院とは思えません。写真は待合室です。センター全体が木を基調として落ち着いた雰囲気。木のファサードがとても上品なイメージです。ここには入院施設はなく、通院治療のみになっています。ですので、新幹線で通うか近くのホテルに宿泊して治療になるそうです。お金がかかりそうですね。

10人一組をグループにして案内してくれます。まずはA・B・C3つある治療室のA治療室から案内してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

左の写真の台に乗って治療をします。約20分ほどの時間を使ってあの台に体を固定するそうです。固定した後は2分ほど放射線をあてるだけ。痛くもなく、寝ているだけでいいなんて最高ですね。治療で一番多いのは前立腺の治療だそうで、治療費は160万円。2分当てる×12回行うとのこと。12回でなくても治療費は160万円です。その他は237万円ほど。治療する部位によって照射回数が異なり、値段も違います。

 

部屋は広くて圧迫感がなく、清潔感がある部屋。そこで30分寝る×12回で治療できれば最高だなと思いました。いやはり、体を切らなくていいのが一番だと思います。ある先生がおっしゃりました。”手術は昔でいう切腹と同じ。切って体にいいわけがない”と。その通りだと思いますね。切らないので、副作用が少ない。複雑な場所にあって切れないものでも、放射線ならあてられる。金額は高いですが、いい治療だなと思いました。ちなみに、AとB治療室は放射線を集めて集めて一か所集中して当てて治療する方法を行うための部屋だそうです。

 

次はC治療室の案内でした。

 

 

 

 

 

 

 

このC治療室はスキャニング照射という方法だそうで、一点集中ではなく、全体にあてるタイプ。同じ放射線でも使い方が異なり、病状に合わせて使いわけるそうです。それ以外は何もかわりませんということでした。

治療室を見学する中で、質疑応答が行われました。

Q.何歳から治療可能ですか?

A.何歳でも大丈夫です。照射中に動くと危ないので、じっとしていられるなら、何歳でも可能です。

 

Q.乳がんには治療可能ですか?

A.当施設では乳がん治療は行ってません。乳がん治療は日本では一か所、埼玉(?)の〇〇病院でできます。(すみません、忘れました…)もしくは鹿児島の陽子線治療でできます。乳房は柔らかく、固定するのが難しいのです。今の所、今後乳がん治療をする予定はありません。

 

Q.体重は何キロまで治療可能ですか?

A.当施設で行ったのは、最高が100キロです。計算上は130キロまでは大丈夫だと思います。施術台が耐えれれば、治療可能です(笑)。

色々と質問がありましたが、面白い質問を書いてみました。とても現実的な質問でした。

 

その後は放射線を作って加速させる装置を見せていただきました。

 

 

 

 

 

 

放射線を外に逃がさないために分厚いコンクリートで守られた部屋に、直径20mの機械。とても医療機器には見えません。三菱電機製(陽子線も三菱、すごいぞミツビシ)。

開院して5年。2500名を超える方を治療してきたそうです。以前は全額自己負担でしたが、健康保険適用の部位もでてきたので、治療を受ける方が益々増えそうな予感がしました。私がガンになったら、受けたい治療だと思いました。お客様にもお勧めしたいと思いました。ただ、紹介状がないと受けれませんので、セカンドオピニオンなどのサービスを使う必要がありますね。保険の選び方も大事だなとも思いました。

 

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